@article{oai:cur-ren.repo.nii.ac.jp:00000995, author = {佐々木, 弘記 and Sasaki, Hironori}, journal = {中国学園紀要, Journal of Chugokugakuen}, month = {Jun}, note = {情報モラル教育の推進には,保護者との連携は欠かせない。タブレット型PCを用いた家庭での事前・事後学習と教室での対面授業とのブレンド型授業による道徳授業の展開方法を開発しようと考えた。本稿では,タブレット型PCにコンテンツとして導入する道徳の読み物資料として,モラルジレンマ資料は適切かどうか検討した。情報モラルに関するモラルジレンマ授業の実践事例を6編収集して分析したところ,1)資料の主人公が法やきまりを遵守するべきだという立場と,他の価値に関する心情の間で葛藤するという筋書きになっていること,2)「3種の知識」モデルへの適用では,状況の知識として,法やきまりの遵守の知識があるので,「適切な情報モラルの判断」は定まっていること,3)授業終了の段階で,他の価値を優先し,法やきまりを守らなくてもよしとする立場の児童生徒が存在していること,4)道徳性の向上が必ずしも「適切な情報モラルの判断」につながってはいないこと,を特徴として指摘した。そして,「適切な情報モラルの判断」が定まっているにもかかわらず,その他の価値との間で葛藤を起こさせる必要性が薄いこと,法やきまりへの抵触を容認してしまう可能性があることから,法やきまりの遵守を一方の価値として位置付けたモラルジレンマ資料をタブレット型PCに組み込むことは控えることにした。}, pages = {101--110}, title = {タブレット型PCに組み込む情報モラル教育用コンテンツとしてのモラルジレンマ資料の検討}, volume = {15}, year = {2016} }