@article{oai:cur-ren.repo.nii.ac.jp:00000972, author = {國田, 祥子 and Kunita, Shoko}, journal = {中国学園紀要, Journal of Chugokugakuen}, month = {Jun}, note = {電子メディアと従来の書籍では,文章の読みやすさや印象に違いはないのだろうか。携帯電話を用いて紙媒体と同様の書式の文章を読んだ場合,紙媒体で文章を読むよりも読みにくく,文章に対する印象もネガティブなものになるという報告がある。しかし携帯電話の表示領域は一般的な書籍よりも明らかに小さい。そこで本研究では書籍と同程度かそれ以上の表示領域を持つiPadを用い,大学生にiPadもしくは文庫本でそれぞれ同一の文章を読ませ,読み時間を計測した。さらに読了後,文章の読みやすさ評定と印象評定に回答させた。その結果,読みやすさ評定の結果はiPadと文庫本で差が見られなかったが,読み時間はiPadの方が長い傾向があった。また,印象もいくつかの点で異なる傾向が見られた。主観的な読みやすさに差が見られなかったことから,表示領域を拡大することは,電子機器での文章の読みやすさを向上させる上で一定の効果を持っていたと言える。だが,読み時間や印象評定の結果を見ると,iPadで呈示することによる影響が全くなかったとは言えない。iPadを始めとする電子機器を用いた読みの特性について,今後も検討を続ける必要がある。}, pages = {147--152}, title = {表示メディアが読みやすさと印象形成に及ぼす影響 -iPadを用いて-}, volume = {14}, year = {2015} }