@article{oai:cur-ren.repo.nii.ac.jp:00001181, author = {宋, 娘沃 and Song, Nangok}, issue = {21}, journal = {中国学園紀要, Journal of Chugokugakuen}, month = {Jun}, note = {現在,世界的に起こっているグローバルサプライチェーンの混乱の中,半導体の供給不足状態が続いている。半導体はあらゆる産業分野において用途が増えており,その中でもICT産業のスマートフォン,ゲーム機,パソコンの需要が増加している。また,電気自動車,自動運転などの車載半導体の需要が逼迫し,世界の主要自動車企業は減産に踏み切るところまできている。半導体不足の最も大きな要因は,膨大に膨らむ半導体の需要に対して半導体製造企業の供給が追い付いていけない状態が続いていることにある。もう1つは,米中のハイテク摩擦による主導権争いでアメリカが中国に半導体関連制裁を加えていることであり,これが半導体産業の構図を一変させている。  こうした半導体産業の構造的な変化に加えて,各国の政府や半導体企業は新しい試みや対策で半導体の供給不足を解決しようとしている。もっとも大きな試みは海外の半導体企業の製造工程を自国の中に誘致するか,あるいは既存の半導体工場の増設に乗り出すかである。莫大な設備投資を投じ,半導体工場建設や研究開発に拍車をかけている点である。そのために,各国政府は半導体支援法を制定し,巨額の補助金を出して対策に乗り出している。半導体産業のグローバルサプライチェーンの混乱下でアメリカ,台湾,韓国,日本の半導体企業は競争優位を獲得するため,新たな戦略と構造転換を図っている。各国にとって未来の技術競争力を左右するのはまさに半導体であり,それを安定的に供給する新たなサプライチェーン体制を再構築することが必要不可欠になっている。}, pages = {29--39}, title = {半導体産業におけるサプライチェーンの再編成}, year = {2022}, yomi = {ソン, ナンオク} }