@article{oai:cur-ren.repo.nii.ac.jp:00001148, author = {小阪, 芙由美 and 國田, 祥子 and Kosaka, Fuyumi and Kunita, Shoko}, issue = {19}, journal = {中国学園紀要, Journal of Chugokugakuen}, month = {Jun}, note = {ワーキングメモリ容量を測定するスパンテストにおいて,処理効率はスパン得点に影響しないと言われている。しかしBaylissら(2003)や前原(2007)のデータを見ると,処理効率がスパン得点に及ぼす影響を明確に否定することはできない。処理効率がスパン得点に影響を及ぼすなら,ワーキングメモリ研究はこの点を考慮する必要があるのではないだろうか。本研究では,空間性スパンテストにおいて処理効率がスパン得点に及ぼす影響を検討する。  大学生44名を対象に,2次元図形もしくは3次元図形の心的回転課題を処理課題とする空間性スパンテストを行った。その結果,3次元図形を用いた場合のみ,処理課題得点とスパン得点の間に有意な正の相関が見られた。これは,処理速度の影響を除外した偏相関においても同様だった。  以上の結果から,処理課題の難易度によって,処理効率のスパン得点に対する影響は異なることが示唆された。ワーキングメモリ容量の影響について検討する際は,スパンテストで用いられる処理課題について慎重に吟味し,スパン得点への影響について確認しておくことが望ましいのではないだろうか。}, pages = {157--162}, title = {空間性ワーキングメモリのスパンテストにおける処理効率の影響 -2次元刺激と3次元刺激の比較-}, year = {2020}, yomi = {コサカ, フユミ and クニタ, ショウコ} }