@article{oai:cur-ren.repo.nii.ac.jp:00001144, author = {中, 典子 and Naka, Noriko}, issue = {19}, journal = {中国学園紀要, Journal of Chugokugakuen}, month = {Jun}, note = {本研究の目的は,「障害のある子どもの指導充実に向けて個別の指導計画を作成すること」において重要なことを検討することである。  まず,A大学保育・教育者養成学部において障害児保育・教育関連の授業を履修する74名の学生に対し,個別の指導計画を作成する課題を提示した。提出課題を確認し,課題返却時に今後の個別の指導計画についての指導の充実を図るために提出課題を研究に用いたいことを学生に伝えた。結果として54名の協力を得ることができた。また,課題返却時に,学生の気づきについて尋ねた。結果として,27名から回答を得ることができた。  協力者は,課題で提示した事例における子どもの個別指導の課題を「①離籍が多い」,「②生活習慣が身についていかない」,「③発語が遅れている」の3点ととらえ,それにもとづいて個別の指導計画の目標を設定していた。個別の指導計画の目標を立て,それにもとづいて計画を作成してみてどのように感じたのか,について質問して得られた27名からの回答の内容を検討してみると次の7種類にまとめることができた。7名が「事例をもとにして個別の指導計画を作成することで指導という観点からみて新しい対応の方法や友達の指導計画を見聞きすることができ,学生にとっての深い学びにつながっている」という内容の回答であった。3名が「一人一人の指導計画を作成することでその子のできること,課題のあることがわかり,保育者はより良い指導ができると感じた」という内容の回答であった。また,3名が「たくさんの項目があり考えるのが大変であったが,目標を立てると子どものためにたくさんの手立てを考えることができると感じた」という回答であった。肯定的な内容ととらえられるのは以上の3種類(計13名)の回答であった。しかし,10名が「実際に障害のある人や児童とかかわる機会があまりないので指導計画を書くにあたってなかなか手立てを考えるのが難しかった」という回答をした。また,「項目が細かく分かれているので『人とのかかわり』と『コミュニケーション』の指導計画が同じになってしまった」という回答が3名分あった。その他,「書く時のポイントをまとめてくれるとありがたい」という回答,「目標が達成できたら保育者も保護者もうれしいと感じる」という回答が1名ずつあった。}, pages = {119--128}, title = {個別の指導計画の作成において重要なこと -障害のある子どもへの指導充実に向けて-}, year = {2020}, yomi = {ナカ, ノリコ} }