@article{oai:cur-ren.repo.nii.ac.jp:00001120, author = {中野, ひとみ and Nakano, Hitomi}, issue = {19}, journal = {中国学園紀要, Journal of Chugokugakuen}, month = {Jun}, note = {2016(平成28)年,障害者施設「津久井やまゆり園」で元職員が起こした非人道的行為は,福祉関係者だけでなく社会に大きな衝撃を与えた。非道な差別的言動や非倫理的行動は決して許される行為ではない。しかし,利用者と関わらなければ起こらなかった事件ともいえる。こうした反倫理的行為は,一部の職員のみの問題と捉えてよいものなのか。それとも,誰にでもきっかけがあれば同じような状況に陥ることがあるのか。何が人の倫理観を歪ませるのか。  福祉介護職員を対象に勤務を継続していく過程で,利用者との関わり方に変化が生じるのかアンケート調査を行った。その結果,調査した職員の約9割に変化が生じていることが判明した。その理由として,認知症や障害のある利用者との関わりの難しさ,次いで職場の人間関係と続き,いずれも「人の関わり」であった。また,現場職員の声や調査内容から人との関わりよって,誰にでも歪みは生起し,誰もが反倫理的逸脱当事者となり得る可能性も示唆された。人の関わりによって何かのきっかけにより,誰にでも歪みは生起し,脆く倫理観は崩壊する。しかし,それを抑止することができるのも人の関わりだといえる。}, pages = {7--15}, title = {福祉専門職の倫理観変容に起因する人の関わり -歪みの生起が倫理観に与える影響-}, year = {2020}, yomi = {ナカノ, ヒトミ} }