@article{oai:cur-ren.repo.nii.ac.jp:00001103, author = {藤井, 佐代子 and Fujii, Sayoko}, issue = {18}, journal = {中国学園紀要, Journal of Chugokugakuen}, month = {Jun}, note = {本研究は,教員養成課程において,小学生への英語指導後に実施した刺激再生法を用いた省察で,指導教員による媒介(mediation)や,学生と指導教員間の間主観性(intersubjectivity)の構築過程を,社会文化理論の視点から明らかにすることが目的である。分析方法は,社会文化的談話分析 (Mercer, 2004)を採用し,「児童英語演習」を履修する2年生10名が,4グループに分かれて実施した4回の授業実践に基づく省察過程を分析した。そこでは,認知・情動プロセスの中で,実習生のビリーフと教室の現実との間にズレが生じていた。分析の結果,指導教員が学生の認知や情動面に寄り添い共感しながら両者で対話する過程で,ズレやその原因の引き出し,代替案とその背後にある教育的意図の引き出し,知識や教育的源泉の意識化といった,「概念で思考する」(Johnson, 2009)ための媒介を通して間主観性を協同構築することにより,ズレが専門性発達の「成長点 (growth point)」(Johnson & Golombek, 2016)となる可能性があることがわかった。ズレを起点とし概念を協同構築する媒介を伴った実践・調査・研究が求められる。}, pages = {135--144}, title = {省察過程における指導教員の指導・援助と専門性の発達 -小学生への英語授業の実践を通して-}, year = {2019}, yomi = {フジイ, サヨコ} }