@article{oai:cur-ren.repo.nii.ac.jp:00001099, author = {平松, 美由紀 and Hiramatsu, Miyuki}, issue = {18}, journal = {中国学園紀要, Journal of Chugokugakuen}, month = {Jun}, note = {人は生まれたときから母親の腕の中に抱かれ,肌と肌のふれあいの中で人の温かみを感じ,その「ふれあい」によって,乳幼児(以下,子どもまたは子どもたちと称する)は安心感をもって生活している。しかし,子どもたちは家庭を離れ,母親との信頼感から離れた保育所・幼稚園・こども園といった集団の中で新しい人間関係を築いていくこととなる。子どもたちが初めて他者と生活する「社会」となる保育所,幼稚園,こども園の中で保育士や幼稚園教諭,保育教諭は重要な役割を担っている。この役割について考えるところに本研究の動機がある。  そこで本研究では,子どもに関わる保育者が,人的環境としてどのような役割を認識しながら保育実践に携わっているかについて検討することを目的とした。この目的を達成するために,次の手順を踏んだ。O市,K市の保育所3園,幼稚園4園・こども園3園に勤務する保育者80名を対象としたアンケート調査を実施した。  その結果,保育者は人的環境としての保育者の存在について,100%が「毎日意識している」という結果であった。さらに,保育者が人的環境としての役割を担っていることを自覚する場面は「身体でのふれあい」場面が最も多く,次いで「子どもが不安定な時」「午睡」という結果であった。つまり,子どもと保育者の非言語による関わり場面で最も人的環境としての役割を自覚していることが明らかとなった。相互に身体にふれることを通して,子どもたちがはじめて身を置く小さな社会の中で安心して生活できるよう,また,心のよりどころとなるよう,保育者の役割を大事にしていることがわかった。保育者が保育における人的環境としての保育者役割の重要性をもう一度見つめなおすことで,より子どもたちの「心にふれる」ことができると推測された。}, pages = {107--112}, title = {環境を通して行う保育に関する一考察 -乳幼児に関わる保育者の人的環境としての役割-}, year = {2019}, yomi = {ヒラマツ, ミユキ} }