@article{oai:cur-ren.repo.nii.ac.jp:00001088, author = {中野, ひとみ and Nakano, Hitomi}, issue = {18}, journal = {中国学園紀要, Journal of Chugokugakuen}, month = {Jun}, note = {2018(平成30)年7月に起きた西日本豪雨災害は,中国・四国地方の各地域に大きな被害の爪痕を残した。全国的に災害が少ない県として知られている岡山県でも,倉敷市真備町をはじめとする各市町村で大小の被害が及び,岡山県内の福祉介護施設では職員被害により施設稼動困難が生じた。ひとたび地域で大災害が発生すると被災地域の住民全員が被災者であり,施設職員も同じ被災者となる。発災後の緊急対応期は限られた人材で,いかに効率的に施設を稼働するかも重要な課題である。  今までの過去の災害から発災直後の緊急期には,福祉介護施設が稼動困難に陥ることは明らかである。岡山県内の福祉介護施設の災害対策とは,これまでの他県での災害被害の教訓を活かすものとなっていたのか。熊本地震と西日本豪雨災害,この2つの災害後に施設調査を実施した。その結果,現状では漠然とした危機意識はあるが防災対策としては不十分で,災害経験の少ない地域ならではの防災への脆弱性が明らかとなった。また,西日本豪雨災害時の福祉介護施設の状況から,慢性的な人材不足も災害対応に大きな影響があった。さらに,利用者だけでなく地域住民や要配慮者への休むことなく続く支援が,職員に与えるストレスやバーンアウト発症の可能性も示唆され,職員に対する支援システムの構築が急務な課題である。}, pages = {19--28}, title = {岡山県福祉介護施設の災害対策への現状と課題 -西日本豪雨災害の教訓は活かされるか-}, year = {2019}, yomi = {ナカノ, ヒトミ} }