@article{oai:cur-ren.repo.nii.ac.jp:00001069, author = {西, 菜見子 and 國田 , 祥子 and 井上, 亜弥 and Nishi, Namiko and Kunita, Shoko and Inoue, Aya}, journal = {中国学園紀要, Journal of Chugokugakuen}, month = {Jun}, note = {本研究の目的は,幼児を対象とした読み聞かせにおいて,抑揚をつけて読んだ場合と抑揚をつけずに読んだ場合での幼児の反応の違いを比較・検討することであった。また,ストーリー性のある絵本とストーリー性のない絵本では抑揚の効果に違いがあるのかも併せて検討した。対象は,A市内の保育園に通う4歳児クラス2クラスであり,調査はクラス単位で行った。調査者自身が直接読み聞かせを行い,その様子をビデオカメラで記録した。ストーリー性なし条件では「もこもこもこ」を,ストーリー性あり条件では「おおきなかぶ」を読み聞かせに使用した。富田・佐々木・青悦(1995)の分析方法を参考に,対象児の絵本の読み取り反応を「ことば」,「動作・行為」,「表情」の3カテゴリー25項目に分類し,対象児ごとに,各項目の頻度を1回につき1点としてカウントした。その後,ストーリー性の有無および抑揚の有無に基づき,項目得点およびカテゴリー得点の平均得点を算出した。その結果,ストーリー性なし条件では,抑揚あり群の方が抑揚なし群よりも「表情」による反応が有意に多くなっていた。具体的に差が見られた項目は「微笑む(smile)」と「笑う(laugh)」であった。一方,ストーリー性あり条件では,いずれのカテゴリーも抑揚あり群と抑揚なし群の間に差は見られなかった。以上の結果から,ストーリー性がない絵本においては,抑揚あり群の方が幼児の反応が多く,抑揚が効果的であることが示唆された。}, pages = {165--174}, title = {絵本の読み方で聞き手の受け取り方は変わるのか -幼児を対象に,抑揚に注目して-}, volume = {17}, year = {2018}, yomi = {ニシ, ナミコ and クニタ, ショウコ and イノウエ, アヤ} }