@article{oai:cur-ren.repo.nii.ac.jp:00001060, author = {坂東, 浩美 and Bando, Hiromi}, journal = {中国学園紀要, Journal of Chugokugakuen}, month = {Jun}, note = {高齢者においてフレイルやサルコペニアの予防・改善には,エネルギーやたんぱく質の摂取量を増加させるために食事量を増やし,運動療法を並行して行うことが方策としてあげられるが,要介護状態にある施設入居者においては,これらの方法を実施し継続していくことは困難であるため,効率よくエネルギー増加を図る方策が必要となる。  そこで,本研究ではエゴマ油(n-3系脂肪酸)の摂取を取り入れ, 施設入所高齢者における低栄養予防・改善のための栄養管理について検討した。高齢者福祉施設2施設から14名(女性7名,女性6名男性1名)を対象とし,エゴマ油1日あたり5gまたは10gを7か月間摂取してもらい,栄養状態の変化を調査した。開始時と摂取開始3か月後,7か月後に体成分分析装置にて骨格筋量を測定し,上下肢骨格筋量よる骨格筋量指標 skeletal muscle mass index(SMI)を評価指標とした。結果,エゴマ油1日5g摂取によりSMIに変化がみられたことから,エネルギー不足による蛋白質異化亢進に対する抑制効果の可能性が窺われた。食事におけるエゴマ油の活用は,低栄養状態の高齢者において体重やBMI,および骨格筋量の維持・増加を図る可能性があり,サルコペニア,ひいてはフレイルの予防が示唆された。今後は,長期摂取による影響を検証していく必要があると考えられた。}, pages = {93--102}, title = {施設入所高齢者における「えごま油」を取り入れた栄養管理の検討}, volume = {17}, year = {2018}, yomi = {バンドウ, ヒロミ} }