@article{oai:cur-ren.repo.nii.ac.jp:00001051, author = {中野, ひとみ and Nakano, Hitomi}, journal = {中国学園紀要, Journal of Chugokugakuen}, month = {Jun}, note = {大規模災害を幾度となく経験している我が国において,被災地域の災害復興は今なお大きな課題である。復興という言葉には,被災からの再生や穏やかな生活を取り戻すという意味で使用されるが,被災者の元の生活を取り戻すには多大なる時間と労力がかかる。被災者の本来の生活を取り戻す支援にはハード面の整備だけでなく,本当の意味での穏やかな生活を取り戻すためには,被災者の心根部分の解決には永い年月が要す。このような大規模災害から得た教訓は,次世代へと生かすべき貴重なことであるといえる。利用者支援を行う福祉現場では,ひとたび大規模災害が発生すれば,たちまち支援を行っている職員も被災者となり,福祉施設を稼動していくことに困難が生じる。救助体制が整備されてきている我が国ではあるが,それでも支援の手が入るまでにはタイムラグがあり,災害発生直後は施設運営を行ううえで,人的確保は重要な課題となる。  大規模災害発生時は,被災地域全域に住まう人全員が被災者であることから,利用者支援を行う福祉施設職員も同じく被災者であり,人が人を支援する難しさが浮き彫りとなる。残された人材で施設を稼働するためには,日頃からの災害への備えや防災意識も重要であるが,福祉施設の運営を継続するためには地域との繋がり,協働が必要不可欠であるといえる。}, pages = {29--35}, title = {大規模災害発生時における福祉施設の課題 -緊急対応期,福祉現場はどう動くか-}, volume = {17}, year = {2018}, yomi = {ナカノ, ヒトミ} }