@article{oai:cur-ren.repo.nii.ac.jp:00001008, author = {原田, 眞澄 and Harada, Masumi}, journal = {中国学園紀要, Journal of Chugokugakuen}, month = {Jun}, note = {私は,タッチケアを特集する雑誌を見たことをきっかけに,どのようなものか興味をもった。タッチケアとはどのようなものなのか,肌に触れるスキンシップのことを指すのであろうか,抱っこやおんぶやベビーマッサージなども含むのであろうかと様々な疑問をもった。そこで,平成29年2月12日~3月16日の期間,タッチケア・抱っこ・おんぶをキーワードに中国学園図書館で文献検索を行った。その結果,タッチケアという言葉には狭義と広義があることがわかった。狭義では,アメリカマイアミ大学のTouch Research Institute のタッチセラピーを起源としたもので,1999年吉永により日本に伝えられたものをいう。一定の圧力をかけながら子どもの全身をゆっくりとマッサージするふれあいの方法であり,従来から言われてきたスキンシップや,赤ちゃんマッサージ全般を指しているものではないということがわかった。また,広義では子どもの体に(あるいは肌に)触れること全般(たとえば,子どもに対する整体や子どもの気持ちに寄り添ったスキンシップ,ベビーマッサージなど)が包括されていた。タッチケアとベビーマッサージを比較すると,目的や手技に大差はなかった。どちらも赤ちゃんの肌に指や手のひらで触れ,一定の圧力でマッサージしながらふれあえるものである。する側,される側のどちらにとっても情緒が安定する効果があることと親子の絆が深まることがわかった。しかし,タッチケアが未熟児・新生児も対象とする点で対象月齢が広いこと,資格取得・講習会などが無料で営利を目的としていない点で,ベビーマッサージと違うことがわかった。子どもは,抱っこやおんぶによって大人と広範囲に肌を接触してもらうこと,手のひらで優しくマッサージしてもらうこと,トントンとリズミカルに皮膚に刺激をされることなどを好む。「皮膚は露出した脳」といわれ,大きな意味がある。近年,スマホで子育てする親も少なからず見受けられるが,一緒にいるときには子どもと肌を密着すること,心地よい接触の仕方をすること,子どもの状態をしっかり感じ取ることが大切であることが分かった。}, pages = {51--57}, title = {子どもへのタッチングに関する考察}, volume = {16}, year = {2017} }